やり方は簡単です。
発進する時と止まる時に、ちょっと工夫するだけです。
有名なことなので知っているかもしれませんが、運転のプロ(トラックドライバー)としての確実な情報をお届けして行きます。
大型トラックの燃費を知ってますか?
突然ですが問題です。
大型トラックの燃費って、どれくらいだと思いますか?
チッチッ
チッチッ
チッチッ
チーン!
正解は、リッター3〜4です。
ビックリでしょ!
初めて知った時、マジで驚きました。
ちなみにトレーラーは2〜3という恐ろしい世界です。
なぜ、トラックの話をしたか?
燃費の悪いトラックの世界では「ちょっとでも燃費を良くしよう」ということで、ドライバーに勉強会を開いています。
(会社によるかもしれませんが)全員の燃費を公表して「先月よりも良くしよう」という感じです。
この勉強会で得た知識は乗用車でも同じなので紹介して行きます。
発進する時は「クリープ現象」を使う
※ クリープ現象とは、オートマ車でギアが入っている時にブレーキを離すとアクセルを踏まなくても動き出す現象のことです。
では、運転する時の状況を想像してみてください。
あなたは信号で止まっています。
その信号が赤から青に変わり、前の車が動き出しました。
あなたはブレーキから足を離してアクセルをグッと踏み込みました。
ではもう一度。
前の車が動き出しました。
あなたはブレーキから足を離し、車が少し動いてからアクセルをグッと踏みました。
発進する時は、ブレーキから足を離して、車が少し動いてからアクセルを踏もう
止まる時はアクセルを踏まずに「ス〜ッ」と進む
普通の止まり方
ブレーキを踏む。
当たり前ですよね。
でも、ここに大きなポイントがあって
「普通の人は、いつもアクセルかブレーキを踏んでいる!」という特徴があります。
普通の人は、いつもアクセルかブレーキを踏んでいる
燃費アップ=上級者の止まり方
アクセルから足を離して「ス〜ッ」と進んでから最後にブレーキを踏みます。
※ 止まる時も発進と同じように1つのアクションを加えています。
アクセルから足を離して、すぐにブレーキは踏みません。
何もせずに、車を「ス〜ッ」と進ませます。
このアクションをした後にブレーキを踏んで止まります。
※ 少しづつ速度は落ちていきますけど、後ろの車の迷惑になることは無いので安心してください。
さらに、この止まり方の良いところは余裕を持って運転できるので、追突事故を起こしにくい!というメリットもあります。
なるべく遠くを見て、アクセルから足を離して「ス〜ッ」と進もう
まとめ:燃費UPと事故防止の2つのメリットがある
発進と止まる時に簡単なアクションを加えるだけで、燃費が1割〜2割UPします。
リッター10なら→11〜12へ
リッター20なら→22〜24へ
けっこう変わりますよ!
さらに、この運転方法に慣れてくると、ゆとりのある運転をすることになるので事故防止にもなる!というメリットも付いてきます。
安全運転で事故の確率が減って、さらに燃費もアップするのでオススメします。