パチンコなどのギャンブルにハマっている人は気をつけてくださいね~。
趣味にドップリお金を使う人も。
あなたにもホームレスの危険が近づいているかもしれませんよ!
ホームレスは苦しいですよ〜
みじめですよ〜
かっちょ悪いですよ〜
借金地獄のエピソード
大学生だった20歳の頃で、毎日、山へ行ってドリフトの日々。
当時は、みんな車にお金をかけて自分の分身のように可愛がっていた時代でした。
目立つようにピンクや黄色など派手な色にしたり、信号待ちでスポーツカーが並んだら加速競争が始まったり。
懐かしい思い出です。
免許を取ってから色んな車に乗ってきました。
- S13シルビア
- Z32
- 180SX
- AE86
え?
お金持ちか?
いえいえ、必殺ローンです。
「必ず殺される」と書くやつです。
なので結果は ご想像の通り。
殺されました!
月の支払いが、車だけで14万まで行っちゃいました。アホでしょ~。
その他に、家賃、食費、電気、ガソリン代などで25~30万は必要でした。
そんな状態なのでガソリンスタンドのバイトも夕方だけではムリなので朝から働くようになり大学を中退。
さらに追い打ちで「少しでも稼ぎたい」という思いからパチンコにハマってしまいました。
パチンコ最悪〜
稼げるわけも無く、さらに貧乏になり、ついにやって来ました。
最悪の瞬間が!
ホームレスになっちゃった!
パチンコで負け続けて家賃が払えません!
どうすることも出来ずアパートを出ることになりホームレスに。
でも僕はラッキーでした。
車を持ってたので、ホームレスと言っても橋の下や段ボールで寝ることは無く「恵まれたホームレス?」で助かりました。
しか〜し
この話のキーポイントなんですけど。
僕が乗っていたAE86という車(頭文字Dという漫画で大人気になった車)は軽さが武器だったので、軽量化のためにエアコンを外していました。(もともと効きも弱かったので)
暑い夏でした。
想像してください。暑い夏の夜、クーラーが無い車の中で寝ることを。
ハッキリ言って地獄です。
暑いです!
寝れません!
しかも、さらなる追い打ちがやって来ました。
蚊です!
奴らが襲って来ます。
何匹も何匹も。
ウワーー!気持ち悪い!
コイツが来ないように窓を閉めたいけどクーラーが無いので閉められません。最悪です!
奴らの「プ~ン」という音が一晩中聞こえます。
朝までグッスリ寝れませんって。
さらに最悪だったのが雨の日でした。
当然ですが雨が降っているので窓は閉められません。クーラーも効かないので車内はサウナ状態。
マジで息苦しいのなんのって。
そういった日々が続いていた ある夜、事件が起こりました。
事件発生!ヤバい!殺される!
いつも通り 車で寝ていた時です。
ピカッ!
突然、目の前が明るくなりました。でも寝ぼけているので何が起きたのか分かりません。
声は聞こえるけど、よく聞こえません。ちょっとしたパニック状態です。
直感的に
ヤバい! 殺される!と思いました。
しばらくすると目は開きませんが声は聞こえるように。
「こちら、警察だが!」
「え? 警察? 何? 」
(まだ寝ぼけています)
「ちょっと良いかな?」
「君はここで何をしているのかな?」
私は、この時のことを今でもハッキリと覚えています。
理由は簡単!
警察で良かった~!と思ったからです。
今までの人生で「警察に会えて良かった~!」って思ったのは、あの時の一回こっきりです。
寝ぼけた状態で突然、光を当てられたら本当にわけが分かりません。
ちょっとしたパニック状態で、本気で殺されると思いました。
でも聞こえてくる言葉は「警察」。
心の底から安心しました。
そこからは職務質問をされましたが、「月が綺麗だったので外で寝てみようと思った」 みたいなことを言ってゴマかすと、それ以上は聞かれませんでした。セーフです。
でも、車の中に布団があるから変なんですけどね(笑)
ただ「この場所は もう使えないな!」と思ったので、次の日から場所を変えることに。
でも結局、4回、職務質問されましたけどね。
警察の方々、お仕事、真面目にしすぎ!
やっぱり、僕は怪しいんでしょうね。
ホームレスのお風呂:変態シャワー
そうそう。怪しいと言えば、こんなことも。
家が無く借金まみれで、お風呂に行くお金も無いのでガソリンスタンドのホースの水で体を洗っていました。
時々、歩いている人と目が合うんですよね〜(苦笑)
この時に通報されたら、どうなっていたでしょう?
変態扱い?
今思い出すと、かなりアホなことやってますね。
そんな生活が1ヵ月半ほど経った頃、歴史に残るほどの超巨大台風が接近して来ました。
これが僕に幸運を運んで来てくれました。
幸運がやって来た(親切な人に感謝)
家が無い生活も1ヵ月半が経ちました。
その間「安くて綺麗なアパートがあれば良いな~」と思い、週に一度ペースで不動産屋に通っていました。
まぁ、そんな都合の良い物件は無いんですけどね。
ほんと、甘ちゃんですよ。
今日も不動産屋へ行くと「あんた、台風が来るの知ってるの?」と、おばちゃんが聞いて来ました。
僕はTVの無い生活でしたが、バイト先で”その話題”になっていたので知っていました。
どうやら、歴史に残るほどの超巨大台風が、明日、来るらしいです。
おばちゃんは僕が車で生活しているアホな状況を知っていたので心配して聞いて来たのです。
「そうらしいですね。大きいんでしょ」と普通に答えると「あんた、どうするんよ!死ぬかもしれんよ!」と、ちょっと怒り口調。
そんなやり取りが続いた後「私が決めるから、ここにしなさい」って言ってきたんです。
え?
「いや、おばちゃんが決めるって言ってもさ~。」
「それに、もうちょっと安く無いとムリやわ~」と言うと
「わかった。私が大家さんに頼んでマケてもらうから、ここに決めなさい」って言うんです。
ビックリです。家賃をマケてもらえるなんて思ってもいませんでした。
結局、月の家賃を5,000円もマケてくれたので、そのアパートに決めました。(ラッキー)
今思うと、このおばちゃん本当に良い人ですよね。いや~、本当にスゴイ人だと思います。
今更ですけど菓子折り持ってご挨拶に行くべきですよね。覚えてるかな~?
まぁ、そんなこんなで住む家が決まりました。
脱! ホームレスです!
まとめ:住む家があることに感謝!
さっそく新居のアパートに引っ越しました。と言っても、TVも無けりゃ明かりもカーテンも何も無く、車に積んでいたフトンがあるだけの真っ暗な部屋です。
その暗い部屋の中で僕は天井を見つめていました。
何を見るわけでも無く、ただ、じっと。
・ ・ ・ ・ ・
「天井がある!」
ただ それだけで涙が出ました。
だって、蚊が来ないんですよ。雨が降っても大丈夫なんですよ。警察も来ないんですよ。
住む家があるって幸せなことだと初めて知りました。
あなたもホームレスにならないように気をつけてくださいね。
本当に家は大事ですから、きちんと家賃を払いましょうね。
僕も二度とホームレスにならないように気を付けます。
まぁ、またホームレスになったら「ネタが1つ増えた」と思えば平気でしょうか?
いやいやいや!
またホームレスになる前に、今度はちゃんと借金を整理します!